ウェブサイトに載せる信更町本校の写真を撮っていて、ふと、見慣れないものを見つけました。
ピアノです。グランドピアノがあるのは凄いなと思っていたのですが、その素性まで気にすることはありませんでした。しかし、写真を撮るときに見慣れぬ文字列が目に入りました。「EASTEIN」とは聞いたことのない名前です。と言っても、私はピアノに詳しいわけではありませんが、学校にあるピアノと言えば「YAMAHA」か「KAWAI」ですよね。EASTEINとは何者でしょうか。
ウェブを検索してみると、なかなか珍しいピアノのようです。砂田ピアノ調律事務所さんによれば、東京ピアノ工業が製造したEASTEIN 150型というピアノで、「独特の香りを持つ貴重な国産グランド」と評されています。イーエムピアノネットワークさんによれば「グランドピアノについては幻と言われるくらいレア度が高い」そうで、なかなか興味深い逸品です。
何かおもしろい情報がないかなとピアノを見回したところ、中にこんな紙が入っていました。
昭和38年(1963年)に出荷されたピアノのようです。調律記録は裏面まで続き、2002年まで調律されていました。ピアノが弾ける先生が弾いたところ、現状でも普通に弾けるとのこと。また調律すれば第一線に復帰してくれそうですね。生徒さんが入学されて、ステップ高校が教育活動を再開した際には、調律師の方を呼べればなと思っています。
ちなみに、このピアノを弾いてみたいという方がいらっしゃいましたら、ウェブサイトのお問い合わせやキャロット保健室 Xからお知らせください。興味のある方であればどなたでも、老若男女を問いません。日時を調整の上、試奏していただけます。
あ、私はピアノを弾けません。保育士試験の時に身につけたわずかな技量も、すでに揮発してしまいました。